無印都市の子ども

平成ポップカルチャー と インターネット自由研究

アニメ

飛行できない君と僕のために - 『メアリと魔女の花』の感想

『メアリと魔女の花』を観てきた。 スタジオジブリ解体後に設立された「スタジオポノック」の第一回長編作品。監督は『借りぐらしのアリエッティ』『思い出のマーニー』の米林宏昌。 なお、この記事は、映画の決定的なネタバレを含まないように努力して書か…

新海誠と細田守 - それぞれの“道”の暗喩を考察する。

新海誠の暗喩 - 踏切と階段 『君の名は。』のラストシーンは、東京の街ですれ違い続けた瀧と三葉がついに出逢うというところで幕が下りる。 明らかに新海誠の過去作『秒速5センチメートル』を意識して作られていて、出会うことのできなかった「貴樹と明里」…

細田守『バケモノの子』に登場する本を解析してみた

『時をかける少女』『サマーウォーズ』『おおかみこどもの雨と雪』――作品を重ねるに連れて徐々に観る人の幅や世代を広げ、いわゆる「国民的」な作家になりつつある細田守監督。 彼の作品には、常に<文学作品のモチーフ>や<文学に対する敬愛の念>が含まれ…

震災後のファンタジー【宮崎駿の予言が外れた件について】

3.11後の想像力 2011年3月28日。 あの震災の直後、宮崎駿が『コクリコ坂から』製作についての会見を行ったことを憶えていますでしょうか。その会見の中で宮崎駿は“3.11後の創作表現”について発言しました。 ネットニュースの見出しにもなったので、憶えてる…

『ユリ熊嵐』第5話までの考察と感想 ~「好き」という好意とそれに対する返答「キス」~

私たちは最初からあなたたちが大嫌いで、最初からあなたたちが大好きだった。 『ユリ熊嵐』がちょうど折り返し地点第5話まで来たのでゆるく考察と感想を書こうかと思います。第4話第5話で一気にエンジンがかかってきたわけですが、結局のところピングドラム…

ジブリを観て育った男子が『アナと雪の女王』の感想文を書く ~お前にエルサを救えるか!<黙れ小僧!~

幼少期にどのような作品に触れるかによって、その人の好みや傾向が半分くらいは決定される気がする。 半分ノイローゼになってしまうくらいに「れでぃごー」な世界になってしまったわけですが、今を生きる子ども(特に幼女!)が、2014年7月16日以降この作品…

『かぐや姫の物語』観てきたよレポート【ネタバレ有りver】

まわれ まわれ まわれよ 水車 まわれ まわって おひさん 連れてこい 鳥 虫 獣 草 木 花 春夏秋冬 呼んでこい

『かぐや姫の物語』観てきたよレポート【ネタバレ無しver】

高畑勲監督の映画『かぐや姫の物語』を観てきました。 僕は今年の夏に、宮崎駿監督『風立ちぬ』を同じ映画館(難波OIOI)で観たのですが、その時と比べて、今回は子どもが少なかったです。同じ列に小学生の女の子が一人座っていただけでした。 むしろ『かぐ…

宮崎駿の『風立ちぬ』観てきたよレポートと感想。

冒頭 冒頭から「宮崎駿すげぇな」と思わせてくれるのは、冒頭数分間はセリフ無しで物語が進行するということ。(ポニョでも冒頭はセリフ無しでしたね) セリフ無しで、「田舎に住む主人公の男の子は飛行機の操縦士になるのが夢だけど極度の近眼なのでその夢…

『おジャ魔女どれみ』第48話 “アイドルとおたく”について

『おジャ魔女どれみ』第48話「おんぷのメールはラブレター?」は、パソコンが得意なオタク気質の中田くんが、有名な子役アイドルでありクラスメイトでもある瀬川おんぷ(超絶美少女)に片思いをするお話。 クラスメイトでありながらも中田くんは一度もおんぷ…

『おおかみこどもの雨と雪』考察と感想

細田守監督の新作『おおかみこどもの雨と雪』を観てきました。 ほとんどの映画館で上映は既に終了していて、僕の住む大阪で唯一上映していたのは、下町商店街の中にある小さな映画館だけでした。 この映画の主役は誰なのか おおかみこどもってどんな映画です…

映画『コクリコ坂から』の感想と考察

ジブリのファンタジー離れ この映画がこれまでのジブリ作品と大きく異なるのは、“ファンタジーではない”という点。 宮崎吾朗「しばらくファンタジーから離れる」ジブリの今後を語る http://eiga.com/l/ix6gA だから作中音楽の担当は、西洋ファンタジー系の久…

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