無印都市の子ども @shiomiLP

平成ポップカルチャー と インターネット自由研究

彼女が髪を切る理由 ~『ビブリア古書堂の事件手帖』のショートカット剛力彩芽について~

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ベストセラーになった『ビブリア古書堂の事件手帖』の主人公を剛力彩芽が務めることになり、多くのブーイングが起こりました(ビブリアを読んだ人だけが文句を言いなさいと言いたくなるけれども)。

剛力彩芽が月9に主演決定も、キャスティングに非難殺到

 

このドラマの配役が決定する前から剛力彩芽に対する風当たりは強く、叩いていい、ネタにしていい人としてサンドバック化していて、言いたい放題ですね。(あなたも色々言ったことあるでしょう?)

 

実際「ごり押し」と言われてもおかしくないくらい、ある意味実績があります。

・「The Best of Beauty 2011(2011/9)」

・「第2回日本ウェディングベストドレッサー賞(2011/12)」

・「日経トレンディ2011 ”今年の顔”」

・「きものクイーンコンテスト2012 スペシャルサポーター(2012/3)」

・「第21回日本映画批評家大賞新人賞(2012/3)」

・「メガネ ベストドレッサー賞(2012/10)」

・「ベストレザーニスト2012(2012/11)」

・「第34回読者が選ぶ・講談社広告賞 ベストキャラクター賞(2012/11)」

 

今回は特に「黒髪ロングで清楚系の女性」をショートカットの剛力彩芽が務めるということで、原作ファンの反感を買っているみたいです。

 

 

ローマの休日』の中でオードリー・ヘップバーンは、王女としてのしがらみの多い暮らしから逃亡します。そしてローマの街へ出たヘップバーンは、最初に理髪店で長かった髪を切ります。

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長い髪をばっさりと切り落とすことが、多くのしがらみが解き放たれたことを表現していたんですね。

ここで「生まれ変わる」というヘップバーンの決意でもあったわけです。

実際、彼女の初主演作が『ローマの休日』で、当時はマリリン・モンローに代表されるような豊胸でセクシーな女性がウケていた時代で、そんな「女優のイメージ」をひっくり返したのが本作でありヘップバーンです。

 

 

  • 日本の女優たちのショートカット

2012年、日本ではショートカットが流行し(髪型に違いはあるものの)、ここ1,2年で多くの芸能人が髪を短くしました。

絢香、蒼井優長澤まさみ榮倉奈々etc…

↑誤解を恐れずに言うと、少しブームに陰りが見え始めた女優さんが多い気がします。

現状を打破し、新しい何かを見出そうとしている事の表れだと僕は思います。

 

 

  • もともとロングだった剛力さん

剛力彩芽も、雑誌『SEVENTEEN』の専属モデルだった頃の髪型はロングでした。

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僕が最後にロング剛力を観たのはリプトンのCMです。


Lipton CM 「ボウリング」篇 30秒 剛力彩芽

 

2011年1月、フジテレビの月9ドラマ『大切なことはすべて君が教えてくれた』に出演する際に、役作りとして髪をばっさり切りました。

剛力彩芽が次のステージに上がる際の儀式的な現状打破。ワンリキーからゴウリキーへ進化したって感じですね←。実際この時期から剛力彩芽は一気にブレイクします。上記の受賞歴もこの年の末から始まっています。

 

 

そして今日、一年前に髪を切って出た「月9ドラマ」という枠に主演として帰ってきました。それが『ビブリア古書堂の事件手帖』です。ゴールデンタイム枠のテレビドラマ単独初主演。

彼女に対する風当たりは相変わらず強いです。

ここで彼女が生まれ変わって、ヘップバーンが「女優のイメージ」を一本の映画だけでひっくり返したように、『ビブリア』が「女優・剛力彩芽」のイメージや評価が一転させるような事態になることを僕は望んでいます。

生まれ変わるっていうのはつまり、さっきの例えで言うところのゴウリキーからカイキリーにならなくてはいけないわけです。

 

 

僕は別に剛力彩芽は好きではないし、むしろ堀北真希のCMが可愛すぎてこの記事をお蔵入りにしようかと思ったくらいなんだけど、でも、一人の人間の評価がガラっと変わる瞬間って絶対面白いじゃないですか。面白くなるだけの批判を受けているのは剛力彩芽前田敦子くらいなので、そういう人達をこっそり応援したくなるのです。

 

 

「ビブリア古書堂の事件手帖」オリジナル・サウンドトラック

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それから (漱石文学作品集 8)

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