無印都市の子ども

平成ポップカルチャー と インターネット自由研究

NHK朝ドラ『あまちゃん』感想 ~インターネットと夏さん死の予感~

 

本当は前半が終わったところでブログ書こうと思っていたのですが、いろいろあって忘れてしまいそうなので、54話が終わったところで『あまちゃん』記事vol.2です。

vol.1はこちら→ NHK朝ドラ『あまちゃん』感想 ~宮藤官九郎と(‘ jjj ’)/といずれ来たる震災~

今回は「インターネット」と「夏さん死の予感」の2本です。

 

物語をドライブさせるインターネット

アキ(能年玲奈)とユイ(橋本愛)をアイドル的存在へと押し上げたのは《インターネット》でした。

NHK・民放問わず、これまでTVドラマで登場するインターネットって、いつも否定的な描かれ方ばかりでしたよね。たとえば「学校裏サイトやイジメ、援助交際、麻薬取引の温床となっている!」というような感じで。(僕の好きな木皿泉さんのドラマでさえもインターネットに関してたそういう描き方でした。)

ところがどっこい、『あまちゃん』ではインターネットがとても肯定的に描かれている。それどころか、インターネットが物語を起動させてゆく。テレビ出演はそれを加速させるものでしかありませんでした。

 

ネットを肯定的に描くのは嬉しいけどちょっと偏り過ぎじゃないかなぁと思って観ていたら、44話でようやくインターネットの暗い面が出ました。2ちゃんねるで「ブスw」とか「天狗になってんじゃねえの」とか書き込まれていて、アキはすっごい目で怒っていました。

けれど、彼女はそれで悩むこともなければ、あまちゃんスレをずっと追いかけてしまうほど気にしてもいない。そういうネットに対するアキの態度は、すごく今っぽくて自然だった気がします。むしろお母さん(小泉今日子)のほうが病みそうですもんね。

とにかく、民放ではなく「NHK朝の連続テレビ小説」でここまでインターネットを肯定的に描いた宮藤官九郎はすごい、ということです。

 

 

夏さん(宮本信子)、なんか死ぬ気がするんですけど。

夏さんは物語をメタ視点でナレーション(語り)をしています。

アキの心情や夢の中まで知っていたり、「残念!時間切れです。15分って短いですねー」というメタ的な言葉を発したり、そういうのはもちろんウケ狙い(ネタ)なんだけど、あの俯瞰的で神的(霊的?)な語りは天国からの声に聞こえるのです。

2011年度下半期の朝ドラ『カーネーション』の最終回のように、「死にました」と宣言されるのではないでしょうか。また、アキが東京に出てからも夏さんがナレーションしたりアキの心の声を代弁するのは無理があると思うので、夏さんナレーションは前半だけかもしれませんね。

 

※このことを一緒に観ていた母親に言うと、「震災で死ぬの?」と言われました。うーん、それはなんとも言えないというか、前回の記事に書いたように、「フィクション」と「震災」の適切な距離感が僕には分からないので、分からないです。

 

 

 

ナレーションが説明的すぎるという指摘

その夏さんのナレーションですが、「説明的すぎる」という視聴者の指摘を聞きました。

僕もそう感じていて、言葉が多いというか、説明しなくても分かるでしょってところが多いです。

でも、あくまで『あまちゃん』はNHKの朝の連続ドラマ小説です。老若男女が観ている『朝ドラ』なので、仕方ないよね。

 

あまちゃん記事vol.3も書くと思うのでよろしくお願いします。

 

<了>

 

前回のあまちゃん記事はこちら→ NHK朝ドラ『あまちゃん』感想 ~宮藤官九郎と(‘ jjj ’)/といずれ来たる震災~

 

 

連続テレビ小説 あまちゃん Part1 (NHKドラマ・ガイド)

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Cut (カット) 2012年 10月号 [雑誌]

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