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無印都市の子ども @shiomiLP

平成ポップカルチャー と インターネット自由研究

AV女優・紗倉まなさんの本棚に入っていた本を書店員が推測する。

AV女優・紗倉まなさんをご存じでしょうか。

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明石家さんまがテレビで彼女の事が好きだと明言したり、TOYOTAの広告に起用されたり、自身の高専生時代や職業について綴った著書を出版したりと、DVD以外のメディアにも開けたAV女優さんです。

そんな彼女がTwitterに投降した写真にささやかな本棚が写っていることが話題になり、「彼女は意外と読書家なんじゃないか」とネット上ではほんの少しだけザワっとしました。

写真のメイン被写体はあくまで「この子」(澄みわたる梅酒)であり、本棚はたまたま写り込んだだけなのでピントがボケておりタイトルがほとんど読めません。しかし紗倉まなさんがどんな本を読んでいるのかやはり興味があるので、一応書店員をしている僕がこの写真から判る範囲で本棚に入っている本がなんなのかを推測していこうと思います。*1

では一冊一冊紹介していきます。

 

『モモ』ミヒャエル・エンデ著(岩波書店

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モモ (岩波少年文庫(127))

モモ (岩波少年文庫(127))

 

 イギリスドイツ*2の児童文学作品。作家はミヒャエル・エンデ

AV女優さんの本棚に『モモ』があるのは興味深い。彼女のAV女優という職業に対する考え方に絶対反映されているはずだと思うのです。

あらすじはwikipediaから。

イタリア・ローマを思わせるとある街に現れた「時間貯蓄銀行」と称する灰色の男たちによって人々から時間が盗まれてしまい、皆の心から余裕が消えてしまう。しかし貧しくとも友人の話に耳を傾け、その人自身をとりもどさせてくれる不思議な力を持つ少女モモが、冒険のなかで奪われた時間を取り戻すというストーリー。

作中における「時間」を「お金」の隠喩として解釈したドイツの経済学者がいて、作者本人はその解釈を認めている。まぁ作者がそう言ったからその解釈が正解だ、というわけでもない。紗倉まなさんの解釈が知りたいですね。

ミヒャエル・エンデの代表作には『モモ』の他に『はてしない物語』があります。ほら、あの映画になった『ネバーエンディング・ストーリー』です。懐かしい。

『モモ』は女性受けが良く、かなり深い話なので読んでおいて損はないと思います。

 

 

 『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』(ハヤカワ文庫SF)

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アンドロイドは電気羊の夢を見るか? (ハヤカワ文庫 SF (229))

アンドロイドは電気羊の夢を見るか? (ハヤカワ文庫 SF (229))

 

 黒い背表紙で他の文庫よりもほんの少し背が高いことからハヤカワ文庫であることが推測でき、最初は伊藤計劃『虐殺機関』かと思いましたが、タイトル文字が黄色く二行になっているため、おそらく『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』だと思います。紗倉まなさんはSFやファンタジー系がお好きなんですかね。モモに続いて電気羊。名作押さえてるあたり、がちで小説好きっぽい。

 

 

『杳子・妻隠古井由吉著(新潮文庫

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杳子・妻隠(つまごみ) (新潮文庫)

杳子・妻隠(つまごみ) (新潮文庫)

 

えんじ色の背表紙の新潮文庫と言えば夏目漱石。写真をよく見るとタイトル文字数が四文字なので、夏目漱石の『虞美人草』か『彼岸過迄』かと思いましたが、よく見ると白くて太い帯が付いているんですね。これは「ピース又吉がむさぼり読む新潮文庫」というフェア用の帯なのです。そのフェアのリストには夏目漱石も入っていますが、『文鳥・夢十夜』と五文字。フェアのリスト中でえんじ色の背表紙で且つ四文字なのは『杳子・妻隠』のみ。これは我ながら名推理だと思います。つーか紗倉まなさん渋いな!好きだ!

 

 

海賊とよばれた男』or『ボックス』百田直樹著

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海賊とよばれた男(上) (講談社文庫)

海賊とよばれた男(上) (講談社文庫)

 

同じ水色の背表紙の講談社文庫2冊並んでいるあたり、おそらく上下巻ものだと推測し、百田直樹の『海賊とよばれた男』もしくは『ボックス』ではないかと。でも正直これは自信がないです。他の本が純文学や海外の名作文学なため、その流れで百田直樹の本が来るのは、傾向として少し違和感があることは否めないです。すみません。。。

 

 

『秘密』東野圭吾著(文春文庫)

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秘密 (文春文庫)

秘密 (文春文庫)

 

 背表紙の下部に黒い模様がついていることから「文春文庫」、その背表紙カラーから東野圭吾だろうと。同じ色の文庫が一冊しかないため「ガリレオシリーズ」ではなく一冊モノ。分厚さから推測して『秘密』だと思います。個人的には紗倉まなさんは『手紙』読んでそうな印象。

 

 

推測できた本は以上です。

いわゆる若い女性が読んでそうな軽めの本ではなく、古典的な名作があって、個人的にはとても好印象な本棚でした。

そしてなんと彼女自身が小説も執筆しているという話もあるそうです。いいですね。最高ですね。

文藝春秋さん!『文學界』の重版記録更新しましょう!*3

では、サービスショットで終わります。

 

<了>

高専生だった私が出会った世界でたった一つの天職

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生ぱら 紗倉まな

生ぱら 紗倉まな

 

 

*1:※あくまで推測であり絶対にこの本だと断定はできませんのでご了承ください。

*2:Twitterでご指摘がありました。ミヒャエル・エンデはドイツです。やってもうた、すみません。。。

*3:文學界』に掲載される予定はありません。僕の妄想です。

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