Wikipediaにソーシャルボタンがない理由、と題しました。
そこからソーシャルボタンの活用のされ方、ひいては新聞社のWeb記事と2chまとめサイトの是非について書いていこうと思います。
あ、ソーシャルボタンというのはこれ(↓)のことです。
もうどこのWebサイトにもありますよね(Wikipediaにはないんっスよお兄さん)。
- インターネットとマスメディア
テレビや新聞がネットと共存する際、強みとなる点は「信頼」だと思います。
その信頼があれば、何か事件事故が起こった時の“ソース”となれるからです。
特にTwitterが定着して以降、「ん?これホント?」と疑ってしまうような情報が拡散されていますよね。そしてデマだったという情報は元の情報ほど流通しません。
最近とてもよく見かけるのは、Twitter(あるいはFacebook)で視聴者から寄せられたメッセージを出演者が読み上げている番組です(NHKのNEWS WEB 24など)。
でもそれはあまり意味がないと思うのです。なぜならそのツイートは、たくさんのツイートの中からテレビ側の人間が選んだものでしかないからです。そんなフィルターを通さないことがインターネットの優位性であって、今は「やったぁ!テレビが私のツイートを読んでくれた!」で喜んでいますが、そのうち皆飽きます。
- 2chまとめサイトがソースになる
Twitter等のソーシャルメディアで話題(あるいは炎上)になっているもので一番多いのは、Twitterでの誰かの発言でしょう。それに次いで多いのは、2chまとめサイトの記事のリンクが付いたものだと思います(僕の印象ですけど、あなたもそう思うでしょ?)。
文章が塊になってTwitterのトレンドに上がってくるものは大抵2chまとめサイトの記事タイトルですよね。
しかし、ソースが2chまとめサイトという状況はあまり健康的でないと僕は思います。
じゃあどこがソースならいいんだよ、って言われると、やっぱり新聞社のWebサイトの記事であることが一番良いと思うのですが、新聞社がWebの記事の閲覧を有料化(ユーザー課金制度)にしている故に、僕らはそれをインターネットで話題に出来ない、ソースに出来ないのです。
↑これではソースにできませんよね。
だから新聞社のWeb記事をコピペした2chまとめサイトがソースにされてしまうのです。記事内容を改ざんされても知りませんよ。下手な編集ならまだしも、悪意に満ちた編集や記事タイトルを付けられますよ。
- 自由のメディアと信頼のメディア
これからの新聞社のWeb記事サイトは、ソースにされるための工夫と信頼度。それが鍵だと僕は思っています。
ついでに言うと“アーカイブ”として機能する事も売りになると思うんだけど、大抵の古い記事は404 Not Found!
逆に、みんな大好きWikipediaは、その名の通り誰でも編集できる故に信頼性は低いです。
Wikipedia自身もそれを理解しているから、 Wikipediaにソーシャルボタンはありません。
(↑この記事タイトルの答えはここなんです。がっかりだったらごめんね><)
↑ソーシャルボタンが見当たらない!
というわけです。
この記事の内容も内容ですし、もう良かったら下にあるソーシャルボタンで“ツイート”や“いいね!”をしてみてください。
読んでくれてありがとう。
ええ、そうです。腰の低さに定評のあるブログです。
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